私のなまえ香 二百三 秋すだく虫の響き



「虫」は、秋、草むらで鳴く虫のみのことをさします。


コロコロ~♪♪と、蟋蟀は別名ちちろ。

りーんりん♪♪と、鈴虫が

ルルル~♪♪と、松虫も

秋の虫の音楽会。♪


鈴虫(すずむし)、松虫(まつむし)、こおろぎ

くつわむしなどの詩歌などによくでてくる虫の名前を

響きやリズム表情からみてみました。

『優雅で奥ゆきがあり、落ち着いた安定感』が共通して捉えていました。


そして、美しい音色を持つ虫でも、詩歌などにほとんど出てこない・・

「うまおい、鉦たたき、かんたん」もみてみました。

すると、

軽やかで、賑わい溢れる明るいリズムが、共通して捉えられていました。


古代から、もの悲しさを感じる虫を

感覚で捉えて、詩歌にも選んで綴られていたのでしょうか。



虫の音色は、風情が相応しい。

場所や時、そして数によって、

さらにそのときの心情によって感じ方も違います。


そしてこの虫の音

日本人だからこそ、心地よいゆらぎとして聴くことができるそうです。

虫の音は、1/fゆらぎともいわれていて、波の音などと同じ癒し効果とのこと。


日常の傍にある虫が助けてくれている、

月も心地よく聴いているように煌々と。


草むらに存在する虫、

夜更けも、土の循環など役目もしながら

今宵も美しく情景を引き立てくださいますこと。

秋の夜のやわらかな匂いと共に。



なまえ香~あなたの名前の響きから香を創るオーダーメイド

「なまえ香(こう)」は、大和言葉の響きから生まれる、“あなた”の香袋です。 なまえ香の調香家が、名前の意味ではなく、響きに宿るやわらかな音の科学的数値と研ぎ澄まされた感性から余韻に耳を澄ませ、 香りへと調えます。 一点ずつ、すべて手作業☆☆ 「名は体をあらわす」家族や祖先とのつながりから生まれる、唯一の香。 音が香りへと結晶した瞬間、その香は、静かにあなたの琴線にふれはじめます。

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