私のなまえ香 二百二十九 くはし(美し)ことば


くはし美しで、うつくしと同じ。

美しい言葉を表現する1つ。


上代(古い言葉)で 

かわいらしい、うつくしいを表現していたようです。



古代平安時代前は、「きよらなり」「さやけし」「くはし」

など多数の言葉を繊細に使い分けて表現していたようです。


共通することは、氷や水が澄んでいて美しいと表現する言葉で

さらに繊細に・・

「くはし」をとりあげますと、

細やかできちんとした美しさ

山や湖、花などの自然物に対して使うことが多かったようです。



文語体の本によく「さやけし」すっきり澄んだ美しい月

水の音「きよら」という言葉をみかけます。


言葉の響きから、とりあげた3つの言葉を

大まかにみてみました。



美しを中心に、それぞれまったく違う表情と音を捉えています

それだけ、とても繊細で、美しに秘めた情景と情緒のことばだからでしょうか

自然と奏であい、心の機微を高めるような音色がきこえてきそうです。


多言せずとも、ひとことで伝えることができる

この奥ゆきの美は、明暗もちろん、

リズムそしてそれぞれの角度たる風情の微差を感じます。


まるで、香しさのようなみえない画

終わりなくも余韻が余韻をつなぐような香がしてきます。




5月おためし香は、「くはし」の言葉で仕立てることにしました。

遠い先祖さんたちの美しい感性も意識して創らせていただきます。





おためし香は↓



母の日も5月いっぱいまで対応しております↓

なまえ香~あなたの名前の響きから香を創るオーダーメイド

「なまえ香(こう)」は、大和言葉の響きから生まれる、“あなた”の香袋です。 なまえ香の調香家が、名前の意味ではなく、響きに宿るやわらかな音の科学的数値と研ぎ澄まされた感性から余韻に耳を澄ませ、 香りへと調えます。 一点ずつ、すべて手作業☆☆ 「名は体をあらわす」家族や祖先とのつながりから生まれる、唯一の香。 音が香りへと結晶した瞬間、その香は、静かにあなたの琴線にふれはじめます。

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