私のなまえ香 二百三十二 五月雨ことば
ごがつのあめと、書いて
和語「さみだれ」
日本語のならではの美しい音色がします。
陰暦5月ごろからの長雨、梅雨のことで、2つの名前があります。
「五月雨」と「梅雨」
五月雨は、雨そのものを指し、
梅雨は、降る時季をさしています。
梅雨に入る、梅雨明けなどいいますね
「さみだれ」も「つゆ」も
古代から和語(やまとことば)を活用し
日本語独特の美を表現したのでしょうか。
梅雨は、梅の実が熟してくるころの雨ですし
五月雨・る(サミダ・ル)にちなんで、旧暦5月の雨の五月雨
「さみだれ」と「つゆ」
言葉の表情からも捉えてみました♪
さみだれは、大衆感覚をしっかりともった表情を捉えていて、
雨そのものの音やリズムを表現するかのように賑やかな音を捉え、
躍動ある響きをもっております。
じっとり勢いよく降る雨、しとしとと降る雨など動きも捉えています。
つゆは、清らかでほんのり優雅に情緒あふれる表情です。
この時期がきたという安心感でしょうか、陰ならではの静の響きが溢れています。
五月雨と違って、動き無く梅雨の表情を純粋かつ素直に伝えてくれるような音色です。
五月(旧暦)の夜は暗いと言い伝えらえる空間も見え隠れするように、
どちらも奥ゆきと曖昧さは同じように捉えられています。
さみだれは賑わいのある人で、つゆはほっとおちつく人のような感じ
対照的な響きが、寄り添って独特の美し香しさが
きこえてきそうです。
暑さそして湿度など変化しやすい季節変わり目
ご慈愛くださいませ。
6月おためし香は「栗の花霖雨」ことば香です。
プレゼントとして、ご自身づかいとして
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