私のなまえ香 二百四十六 あき(秋)ことば


10月8日「寒露(かんろ)」をむかえて、

秋が深まる頃となりました。


いつもブログを読んでくださる方、ありがとうございます(お辞儀)


”陰寒の気に合って 露むすび 凝らんとすれば也”

<暦便覧より>

寒露、二十四節気のことば。


気づけば、夏の鳥から冬の鳥へと入れ替わって、

雀さん、そして菊も黄に華々しくなりましょうか~♪



今回は、秋(あき)のことばを、おとどけします♪

秋は、空気が澄みはじめ、空(天)が高くみえてきます。

地球の弧がくっきりとわかるように、澄んだ秋の空

「天高く」と、俳句で詠んだりもします。



その空間にひろがるこの時季の香しさは、

甘やかな匂いといいましょうか

その甘やかさの後に、澄み切った夏の余韻から切り替わるような

爽やかな匂いがひろがるような感じ☆


きっと、農作物を収穫しながら拡がり満つ作物の薫りと、

重なりあう野や草

そして、さりげなく、美しく咲く秋の花の芳り。


これら澄みきった空気が結いながらも、風と共に仕上げ、

私たちの五感そして嗅覚へ。


悟られないようにそっと・・言葉にならないほどに。


一般的に秋は寂しげ、儚げなイメージに

作りあげられているように思います

それは、寒さと相まってとなりますでしょうか。



あき(あき aki)

言葉の表情から捉えてみました♪


親しみやすく、明るくも大らかな表情を捉えています。

冷たさや鋭さの響きをもち、言葉に相応しい個性として表現されています。

単音だけでみてみると穏やかさを伝える「あ」と、爽やかさを伝える「さ」が対比しながら、連なりによって順接拍構成のためさらに純度を高めています。

表情全体からみても、この純度が奏であい純粋さや素直という情緒をつくりあげています。


これらが、琴線に触れるような情景を描かせてくれるのでしょうか。

清き秋の音色から、親しみをもって、すーっと聴こえてきそうです。


母音だけの柔らかな響き、秋ならではの清き香しさを。




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